様式 Style

西洋、東洋、そして日本で育まれてきた文化を敬い、
今様の茶に見立てる。
基本を知り、そこからさらに踏み込んで、
新しく解釈する術、間、味。
茶方薈とは、「術」「間」「味」の調和が織りなす
現代における喫茶の様式である。

術(すべ)

五感で愉しむ作法

最もふさわしい淹れ方と
最もふさわしい器で
最も美味しい瞬間に向かうための作法。
そこに秘められた洗練。

五感で愉しむ作法。
これが茶方薈の「術」である。

間(かん)

陰陽の調和が織りなす空間

光と陰、太陽と月、火と水。
陰陽五行、木・火・土・金・水の元素が生み出す循環と変化。

結界の先にある空間に、主客が集い、和が生まれる。

陰陽の調和が織りなす、気を生む装置、はこ。
これが茶方薈の「間」である。

味(あじ)

「茶」「酒」「食」の三味一体

茶を愉しむための酒と食があり、
酒を愉しむための茶と食があり、
食を愉しむための茶と酒がある―――。

日本の食文化と自然を敬いながら、
三味の主従関係をつくりあげ、
自然の摂理の中で、季節のものをいただく。
これが茶方薈の「味」である。